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腹痛の阻止限界点を超えて、ぱんつのなかに今! コロニー落としが炸裂☆
かすかに、ほんの少しだけお腹が痛くなってきたのだ。
だけど2週間の便秘が、そうそう簡単に出てきてくれるはずがない。
この腹痛も、どうせすぐに収まってしまうに違いない。
(簡単に出てきてくれたら苦労しないって)
そんなことを考えながら、雫はお腹をさする。
今日の体育の授業は走り幅跳びだ。
出席番号順に並んで砂場に向かってジャンプするという、身体の重みを実感してしまうお題目だ。
(重力に魂を縛り付けられた人々め……)
だが。
重力に縛られているのは人間だけではないようだ。
ぎゅるるっ!
ぐるるるる……。
2週間ものあいだ詰まっていた、カチカチに固まった隕石のようなうんちも重力に引かれているらしい。
眠っていた大腸が蠢動を始め、うんちが重力に引かれるようにして出口に達しつつあった。
「うぉぉ……! あたしの腹のアクシズが……! 重力に引かれているというのか……!」
ぎゅるる!
ぎゅるるるる~~~……。
いきなり襲いかかってきた腹痛に、雫はへっぴり腰になってしまう。
ただでさえ大きなお尻が、更に強調される。
だけどいまの雫には、そんなことを気にしている余裕は無かった。
『雫ちゃん、大丈夫?』
気づかぬうちに、苦悶に満ちた表情を浮かべていたとでもいうのだろうか?
横に並んでいるクラスメートの女子が心配そうに顔を覗き込んでくる。
雫よりも出席番号が一つ後ろの知(ち)恵(え)ちゃん。
雫と同じようにインドア派で、本の話で盛り上がることもある。
……お互いにおしゃべりよりも読書のほうが好きだから、たまーにだけど。
『雫ちゃん、なんか苦しそうな顔してるけど』
「そ、そんなこと……うっ、うぉぉ!?」
ぐるるるる!
ぐぽっ! ぐぽぽっ!
容赦無く直腸が拡張されていく。
この感覚は……見える。
『気体』はない。
いきなり『固体』だ。
『保健室、いく……?』
「だ、大丈夫……、た、たぶん……おっ、おご!」
ギュルル!
ごぽっ、ごぽっ!
必死に平静を装いつつも、
直腸が拡張され、少しずつ、だが確実に固いものが重力に引かれていく感覚。
そしてついに。
もこり。
「あっ、ああっ」
大きなお尻を包み込んでいるスパッツが、歪に盛り上がった。
カチカチに固まったモノに、メキメキと直腸を拡張されて、その先端部が漏れ出してきたのだ。
「や、ヤバい……!」
『雫ちゃん、なんか顔色悪いけど……』
「うん、うん……っ、これは……! ちょっと……無理っ」
『どうする? 保健室行く? わたし、保健係だけど』
「そ、それは……、だい、じょうぶ……っ。ありがとう、気持ちは、とても、嬉しい……!」
めり、めりめり……!
こうして言葉を重ねているあいだにも、巨根のようにカチカチなうんちが漏れ出してきている。
もこ、もこり……。
ショーツとスパッツを押し上げ、少しずつ形を変えながら、ヒップラインを歪に膨らんでいっている。
このままでは、クラスメートの前でスカトロ露出プレイという高レベル過ぎるイベントの開催だ。
(こ、このままでは社会的にタヒぬ……! 一刻も早くこの場を離れなければ……!)
メリめりめり……!
もりっ、もりもりもりっ!
こうして逡巡しているあいだにも、スパッツは歪に膨張している。
元々お尻が大きかったから、スパッツの盛り上がり方がうっすらとしていることが不幸中の幸いだっただろうか?
しかし一度漏らしてしまえばもう時間の問題だ。
もわわ……。
こんがりとした焦げ茶色の香りが、初夏の風に混じる。
その匂いを感じ取られたのか、知恵の表情がほんの少しだけ曇った。
だけどそれも一瞬のこと。すぐに心配そうに、
『…………もしかして……、お腹、痛いの?』
「い、痛い……。とっても。ちょっと、トイレに行ってくる……」
『一人で行けそう?』
「うん、ありがとう……、大丈夫、だから……ぉぉっ」
メリ、メリ、メリ……。
友人の心遣いに感謝しながら、雫は走り幅跳びの待機列から一人離れていく。
よろめきながらも校庭の隅っこを、少しずつ歩を重ね、
メキメキメキ!
ミリミリミリ!
「ォッ、ォォォッ!」
歩きながらも固いものを漏らしてしまう。
もしもブルマだったら、足口から溢れ出してきていたことだろう。
「ま、まだ……まだ……、だめぇ……っ」
校庭から一番近くのトイレは、新校舎の一階の女子トイレだ。
だけどそこに辿り着くまでには昇降口で上靴に履きかえなければならない。
そのためには新校舎をぐるっと回って昇降口に――、
もりもりもりもり!
「あっ、ああああっ!」
クラスメートたちから離れて、気が抜けてしまったとでもいうのだろうか?
ごまかしようのない量を、ショーツのなかに漏らしてしまう。
「うぉぉ! 阻止限界点が……! あたしの腸内のアクシズが……! 重力に、引かれている……!!」
よろめきながらも、なんとか校庭の隅を歩き、新校舎へと辿り着く。
だけど、もう雫のお尻の輪郭は一回りほど大きくなっていて、一歩進むたびにお尻が膨張している。
「ま、間に合わ、ない……」
めりめり!
ぶっふぉ! もこ、もこもこ……っ。
もう間に合わない……!
極太の硬質便に直腸を貫かれ、雫は少しずつお尻をつきだし、へっぴり腰になっている。
身体が、排泄しやすいポーズをとろうとしている。
本能のままに。
「こ、こうなったら……」
もこり、もこり……。
ぷすっ、ぷすす、ぷすぅ~。
大きなお尻を更に大きく膨らませながら、雫が目指したのは昇降口ではなかった。
グラウンドの脇にある体育倉庫の壁を伝うようにしてやってきたのは、ジメッとした校舎裏だった。
「も、もう……我慢でき……おぉ! おほっ!?」
メリメリメリ!
ぶりっ、ミリリッ!
誰もいない校舎裏にやってきて、雫はさらにうんちを漏らしてしまう。
ただでさえ大きくて重たいお尻が、どっさりと重たくなる。
だが当然のことながら校舎裏にトイレなどない。
「ああっ、もうトイレに行けないなら……、こ、ここで……っ」
ブリッ!
ミリミリミリミリミリ!
もうトイレに間に合わない……。
醜悪な茶色い香りをまとったまま校舎に入れば、授業中の静かな廊下が騒ぎになってしまうに違いない。
それならば、少しでも早く楽になったほうが良いじゃないか。
悟ってしまった雫は、逃避するかのように校舎裏へとやってきて、そして。
「あっ! あっ! あっ!」
モリモリモリモリモリ!
ぶふぉ! ぶふぉふぉ!
壁にうなだれるかのように向き合って、大きな腰をキュッと後ろに突き出す。
その瞬間――。
雫のヒップラインが大きく膨張し、もりもりと蛇のような輪郭を浮き上がらせる。
たった一瞬だけゆるんだ括約筋の隙を、見逃してくれるはずがなかった。
「コ、コロニー落としが……! ぱんつのなかにっ!」
この作品は新作として2020年11月7日に発売予定です。
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