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百合小説!


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お嬢様の秘密1

<英語版はこちら>
Click here for the English section of the illustration (text is in Japanese)



今日から新しい小説の更新を始めたいと思います!

今回のヒロインは完全無欠な金髪お嬢様。
だけど人一番羞恥心が強いせいで、なかなかトイレに行くことができずに……!?



目次

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♭1章目 お嬢様のおトイレ事情

「おはようございます、夜桜さん」
「おはよう」
「おはようございます! 夜桜先輩っ」
「ごきげんよう。今日も元気ね」

 春うららかなつぼみ学園の朝。
 穏やかな青空に、いくつもの挨拶が行き交う。
 そんな挨拶のすべてに一つ一つ丁寧に応じているのは、
 夜(よ)桜(ざくら)恋(れん)歌(か)
 という一人の少女だった。

 恋歌とすれ違い、振りかえらぬ者はいないだろう。
 それほどまでに恋歌の容姿は目を引いた。

 流れるような金髪は常に雨に濡れたように輝き、お尻にまでかかっている。
 清楚なブレザーはたわわに実った乳房に押し上げられて、はち切れそうになっていた。
 スカートに包み込まれた大きなお尻はショーツが見えそうになるほどに詰められているけど、不思議なことにそれが下品にはみえない。
 極小のスカートの布切れからは、黒タイツに包まれたムッチリとした太ももが伸びていた。

 恋歌のことを知らぬ生徒は、このつぼみ学園にはいないと言っても過言ではない。
 実力テストでは常に上位に名前が載り、運動神経もよく部活動のヘルパーには幾度となく呼ばれ、さらにはピアノやバイオリン、その他の管弦楽器を演奏させればプロ級と、『完璧』という言葉は恋歌のためにある言葉だとも言える。
 いつしか恋歌は、
 ――ムーンライトシンデレラ。
 という二つ名で呼ばれるようになっていた。

「ごきごんよう、ごきげんよう……」

 そんな恋歌は、両手で学校指定の革カバンを提げて、ローファーを鳴らしながらゆったりと進み、周りの生徒から交わされる挨拶に丁寧に応えていく。
 その後ろにはファンクラブや非公式の親衛隊が付き従い、教室まで長い行列が続く。その様子はまるで大名行列のようでもあった。

        ☆

 しかしそんな恋歌にも悩みがあった。
 それも、絶対に誰にも言えない恥ずかしい悩み。

 じゅわっ、じゅわわっ。

 クロッチの裏側に広がる、生温かい感触。
 会陰を伝ってお尻のほうにまで広がっていく。

(うぅ、ちょっと……、漏らしちゃった……)

 背筋よく席について課題を解いている恋歌は、気まずそうに黒タイツに覆われた太ももを擦り合わせる。
 時は、四時限目の数学の授業中。
 生徒たちはプリントの問題を解き、分からないところがあったら教科書を開いて公式を調べる。
 静まりかえった教室に、シャーペンを走らせる音だけが刻まれていった。

(あっ、ううっ……も、漏れそう……)

 じゅわっ、ジワワ……。

 もうすでに漏らしているけど、まだ決壊したわけじゃない。
 それになにより、チビッたことを恋歌自身が認めたくはなかった。

 恋歌の悩み――。
 それはいつも注目されているから、トイレに行きづらいということだった。
 女子からだけではなく、男子からの視線もあるのだ。
 その視線を感じるのは自意識過剰かもしれないけど、恥ずかしいものは恥ずかしい。
 だから恋歌はいつもトイレに行くタイミングを逃していた。
 トイレに行けるとしたら、授業が始まる瞬間――そして休み時間が終わる瞬間、廊下が凪いだように静かになる、その一瞬だ。

 そしていまも数少ないトイレのチャンスだった。

(数学の課題、全部解いた生徒から昼休み……! ここはできるだけ早く問題を解いてトイレに行く……!)

 恋歌は心に決めると、意識から尿意を切り離して問題に集中する。
 そして目にも止まらぬ早さで問題を解き終えると、教師にプリントを提出する。

「それではお先に失礼します」

 優雅に教室を去ると、恋歌はまだ授業中の静まりかえった廊下に出る。
 その直後――。
 恋歌は女子トイレへとダッシュしていた。
 だけどあんまり速く走りすぎると膀胱に振動が伝わって漏らしてしまうから、できるだけ慎重に、しかし速く。

 じゅわっ、じゅもも……。

「あっ、ま、まだ、ダメ……っ」

 走りながらも、クロッチの裏側には生温かい感触が広がっていく。その温もりは黒タイツにも伝わっていき、内股がジンワリと生温かくなっていった。

 じゅももも……っ。

 漏らしながらもダッシュして、なんとか女子トイレのドアを体当たりするようにして開く。

 ツーン……、

 とした女子トイレの香りが鼻孔に満たされる。
 それは長年に渡って染みついてきた、何百人……何千人もの女子のおしっこや下り物が混じり合った香りだ。

「あ、あともう少し……!」

 じょぼぼぼぼ!

 バタン! シュルルッ! ドンッ!
 漏らしながらも個室に駆け込んだ恋歌は、切羽詰まった音を三連続で響かせる。
 それは即ち、トイレの個室のドアを閉める音と、ショーツと黒タイツをまとめて降ろす音、そして勢いよく洋式トイレに腰掛けた音だ。





新しい小説の更新の開始です。
世の中厳しいことばかりが続いて大変な時期ですが、少しでもみんなに楽しんでもらえたら嬉しいです!

お嬢様の秘密2につづく!




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