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百合小説!


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真夏の記憶14

<英語版はこちら>
Click here for the English section of the illustration (text is in Japanese)



姉妹揃って朝一番のトイレ。
しかしトイレは一つしか無い……!!



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♭5日目 朝からトイレパニック!

「……んん、もう朝なんだ……」

 カナカナカナカナカナ……。
 ヒグラシの大合唱で葵が目を覚ましたのは翌朝になってからのことだった。
 都会では夕方に鳴くイメージがあるヒグラシだけど、林に囲まれている祖母の家は、朝からヒグラシの声を浴びるように聞くことができる。
 障子には、静謐な青々とした朝焼けが照っていた。

「おトイレ、行きたい……ううっ」

 身体を起こして立ち上がろうとする葵だけど、お尻を包み込んでいる紙おむつの重さに顔をしかめてしまう。
 ゆうべは茜がおむつを替えてくれたけど……、
 だけどそれでも一晩中なんの躊躇いもないおねしょを受け止めてくれた紙おむつは、ずっしりと重たくなっていた。

「凄い。腰からぶら下がってるみたい」

 立ち上がってみると、へっぴり腰になってしまうくらいにおむつが重たくなっている。
 鮮やかな黄色だったであろうおしっこは、時間が経ってやや茶色がかったクリーム色に変色していた。

「まだ誰も起きてない、よね……?」

 隣の布団で寝ている茜は、タオルケットを蹴っ飛ばして寝ている。
 風邪が移ってしまうかもしれないのに……、それでも同じ部屋で寝ているということは、姉として頼りにされているということだろうか?

(ダメなお姉ちゃんでごめんね)

 葵は呟くと、ソッとふすまを開けて長い廊下の先にあるトイレへと向かう。
 ぐっすりと眠ったおかげで、身体は軽くなっていた。
 ……おむつは重たくなっているけど。
 だけどそれもトイレに辿り着くまでの我慢だ。

「こんなところ、誰にも見せられないよ……」

 へっぴり腰にしなって、しかもおむつが膨らんでいるからがに股にならざるをえない。
 しかも、心ではもう完全におむつに気を許してしまっていて、

「あっ、だめぇ……」

 しゅいいいいい……。

 立ったままだというのに、葵は失禁してしまう。
 その失敗も、紙おむつはすべて受け止めてくれた。

「あぁ……。おまた、あったかくなって……うぅっ」

 しゅわわわわわわわわわわ……。

 アヒルのようにお尻をつきだしたまま、葵はおしっこを出し切って……、なんとかトイレへと辿り着く。

「ふう……、なんとかトイレに到着っと。おむつ、外さないとね」

 和式トイレに跨がって座り、バリバリと恥ずかしい音をたてながら、紙おむつを外していくと、

 むわ……っ。

 一晩中濃縮されていたおしっこの霧が、生温かい湯気となって立ち昇ってきた。
 あまりの刺激臭に涙が出てきてしまったほどだ。

 片手でテープを外し、もう片方の手で重たくなった紙おむつを支えながら持ち……、
 なんとか跨がってる便座の横に置くことができる。

 本当なら、今すぐにでも汲み取り式のトイレに捨てたいところだったけど、それをやったらトイレを詰まらせて怒られてしまうから、葵は一晩おしっこを吸収した紙おむつを目の当たりにしなければならなかった。
 それにしても……、酷い有様だった。

「うわぁ……こんなにおしっこしちゃったんだ」

 和式便器に跨がったまま広げたおむつを見つめて、葵は感嘆のため息をついてしまった。
 薄手だった紙おむつはおしっこを吸収して分厚くなり、まるでザボンの皮のようになっていた。

 だがザボンの皮の裏側は真っ白だけど、葵が充てていたおむつは違っていた。
 時間が経ったおしっこは本来の鮮やかな黄色から、やや茶色く変色していたし、フレッシュな柑橘系の代わりに濃縮されたアンモニア臭を放っている。

「うう……、早く捨てないと、恥ずかしすぎるよ」

 せめておしっこを出してから……、と思ったけど、さっき漏らしてしまったので全部出し切ってしまったらしい。

 ヒクッ、ヒククン――ッ。
 無毛のおまたはただ痙攣するだけで、一滴のおしっこも出てきてくれなかった。
 なんだかクシャミが出そうで出なかったときの切なさ似たものを感じてしまう。

(おむつに全部しちゃってたんだ。赤ちゃんじゃないのに)

 悔しさを滲ませながらトイレットペーパーを千切ると、ふっくらとした恥筋に指を軽く食い込ませておしっこを拭き取っていく。
 おまたを拭った紙切れを見つめてみると、そこにはカスタードクリームのような女の子の汚れが、ネットリとこびりついていた。

「はぁ」

 そういえばそろそろ一ヵ月が経とうとしている
 それなのに赤ちゃんみたいにおむつを充ててしまうだなんて。

(もっとお姉ちゃんらしくしないと、なぁ……)

 そんなことを考えながらも、使用済みの紙おむつを持ってトイレから出ようとしたときだった。
 廊下をドタドタと駆けてくる足音が近づいてきたかと思ったら、勢いよくドアが開け放たれ――ガチャン!

 残念ながら鍵を閉めていたので、ドアが開かれると言うことはなかった。
 その代わりに、切羽詰まった妹の声が聞こえてくる。

「ちょっ!? 開かないの!? 早く早く~!」
「ちょっと待って……、ま、まだ終わりそうにないから、一旦部屋に戻っててっ」

 咄嗟に応えてしまうけど、それは嘘。
 本当はおまたを拭いたからあとはもう出るだけだけど……、おむつを充ててトイレに来たからすっかりショーツを持ってくるとこを忘れていたのだ。





緊急事態宣言が解除されてから久しぶりに病院まで8000歩ほど散歩したら足が痛くなってしまいました。
身体が重たく感じられて小説をあまり書くことができていないので、まずは体力を取り戻したいところです。

真夏の記憶15につづく!
(最終回)




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