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教室でのおもらし。
一度漏らしはじめてしまったら止めることはできない。
ぺたん、
尻餅をついて、女の子座り。
その衝撃に、決壊間近だったミリーの尿道が耐えられるはずがなかった。
しょわわわわわわわわ~~~。
ショーツのなかからくぐもった水音が響き、じゅわわっと、あっという間に生温かい感触が広がり、染み出してくる。
「あっ! あっ! あっ!」
しゅいいいいいいいい~~~。
おしっこがショーツのなかに収まってくれていたのは、ほんの数秒だけだった。
女の子の尿道は、太い。
それだけ一気におしっこを噴き出してしまうということだ。
「ああぁ……!」
しゅわわわわわわわ~~~。
いつの間にか、教室はシーンと静まりかえっていた。
クラスメート達の視線のすべてが、尻餅をついたミリーに集中していた。
教室の静寂を破るのは、ミリーのショーツから聞こえてくる、くぐもった水音。
しゅおおおぉぉぉぉ~~~。
ミリーを中心として一気に水たまりが広がり、アンモニアのツーンとした刺激臭が立ち昇る。
エアコンをつけて閉め切った教室に、少女の尿臭が蒸れ返っていった。
『女子って、あんなに一気におしっこ出てくるのか……?』
『量もすげぇな……』
『匂いも……』
男子たちのヒソヒソ声が心に突き刺さる。
まさか教室でおもらししてしまうだなんて。
「う、うそ……っ、あれ、おかしいな……っ、おしっこ、止まらない……、な、なんで……!?」
しゅいいいいいいいいい。
プシュッ、プッシャア!
キュンッ、キュン!
おしっこを止めようとしても、ショーツが食い込んだおまたが切なげに痙攣するばかりだった。
無理に止めようとすると、かえっておしっこが勢いよく噴き出してくる。
「あっ、あっ! あああっ!」
短い吐息を漏らし、ミリーはおしっこを垂れ流すことしかできなくなっていた。
お尻が、太ももが生温かくなって、スカートもおしっこに濡れてビタビタになっている。
それでもおしっこは溢れ出してきて――
しゅわわわわわわわわ~~~。
ブルルッ!
ミリーが大きく一つ身震いすると、プッシャア!! 最後の一飛沫がショーツのなかに弾けると、おもらしは唐突に終わった。
(ああぁ……、どうしよう……っ、教室でおもらしなんて……、みんなに見られちゃなんて……っ、おしっこの匂いも……っ)
早くおしっこを拭かなくちゃいけないのに。
せめて立ち上がらないといけないのに。
そんなことは分かっている。
だけど、どうしても身体が動いてくれない。
(ううっ、脚、震えて……ううっ)
立ち上がろうと思って、脚に力を籠めてみる。
だけど膝が震えるばかりで、立つことさえもできない。
腰が抜けてしまっているのだ。
「……ミリーちゃん、保健室、行こう、……ね?」
気がつけば、すぐそばに一人の女子が立っていた。
保健係の友部さん。黒髪を小さなお下げにした、小柄な女の子。
ミリーよりも小柄で華奢なはずなのに、友部さんが寄り添ってくれると、なぜか立ち上がることができそうな気がしてきた。
「ほら、立ち上がれそう?」
「う、うん……」
友部さんの小さな手をつかむと、よろめきながらもなんとか立ち上がる。
立ち上がると、おしっこでビタビタになったスカートからおしっこの雫が落ちていく。
これ以上床を汚すのは……、
思って、歩けずにいると、友部さんは寄り添うように一緒になって歩いてくれた。
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