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百合小説!


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百合香る夏合宿1

おもらしオンリーの同人誌
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百合香る夏合宿の配信開始をセルフお祝いとして、小説を更新していきたいと思います。
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「星那先輩、今日も格好いいなぁ」

 真夏の太陽が照りつける真っ白なグラウンドで呟いたのは小柄な少女だった。

 少女の名前を、 真白桃恵(ましろももえ)。 

と言う。
 全国的な陸上の強豪校である、つぼみ学園のマネージャーをしている少女だ。
 童顔で小柄だから、ただでさえ実年齢よりも下に見られるというのに、亜麻色の髪の毛をゆるふわのツインテールにしているから尚更幼くみえる。

 だけど身体はワガママに性徴していて、洗いざらした真っ白な体操シャツに覆われている乳房はスイカのように膨らみ、シャツを押し上げていた。
 紺色のブルマに包み隠されているお尻も、最近プリッと膨らんできて、ブルマのゴムが脚の付け根に食い込んできている。

 ブルマの下には桃恵がお気に入りの、ピンクと白のしましま女児ショーツを穿いている。ネコさんの顔がフロントプリントされた、ちょっと子供っぽいデザインだ。 だけどどんなにお気に入りのデザインでも、サイズが追いつかずに小さくなってきているのが桃恵の悩みだった。 可愛いデザインのショーツは、あまり大きなサイズが用意されていないのだ。
 そんな小柄な桃恵が見つめる先には――、

「よーし、今日のオレも絶好調だな!」

 マラソンコースを走ってきた、一人の少女だった。 褐色に日焼けして、背はモデルのように高い。 夏の日差しに輝く銀髪はアップ気味のポニーテールに結わえあげられて、夏風に流れている。

 小早川星那(こばやかわせな)。
 それが銀髪少女の名前だった。 紺色のブルマと体操服から伸びる星那の四肢は引き締まっており、そしてこんがりと健康的に日焼けしている。
 星那は、将来を嘱望されているマラソンランナーだ。 長距離を走らせれば、同世代で勝てる女子はいないし、全国区のマラソン大会に出場すればマスコミにも注目される。

 桃恵は、星那が走る姿が大好きだった。 銀髪のポニーテールが、馬の尻尾のように格好良くなびくのだ。 その姿は、桃恵にとっては血統書付きのサラブレッドのように見えていた。 そんな星那がゴールテープを切ると、桃恵は真っ先に駆け寄っていく。よく冷えたペットボトル入りのスポーツドリンクと、タオルを持って、だ。

「先輩、飲み物です!」
「ああ、サンキュな」

 星那は受け取ったペットボトルを開けると、日焼けした喉仏を気持ちよさそうに上下させていく。

「ふう、よく冷えてて美味いぜ」
「はい、タオルも」
「悪いな。いつも」
「マネージャーとして当然のことですから♪」

 星那が汗を拭っていくと、タオルはあっという間にぐしょぐしょになってしまった。

「あー、オレ、汗っかきだからなー」
「新しいタオル使いますか?」
「いや、もう大丈夫だ。サンキュな。それよりも、そろそろみんなゴールしてくるころだぞ」
「わわ、みんなの分のタオルも用意しておかないと……っ」

 ここはつぼみ学園が所有している、山奥にあるマラソン合宿所。 数時間前、グラウンドから出て行った女子部員たちが、長いマラソンコースを走って続々と帰ってくる。
 そんな女子部員に冷えたドリンクとタオルを渡すことも、マネージャーである桃恵の役目だった。 こうして嵐のようなゴールラッシュが終わると、星那をはじめとした部員たちは再びマラソンコースへと走り出していく。 帰ってくるのは……タイムを見た限りだと数時間くらい先のことになりそうだ。

「星那先輩、やっぱり格好良かったなぁ……」

 走り去る女子部員たちの背中を見送って、桃恵は陶然とため息をつく。 ……その桃恵の手に握られていたのは。

「星那先輩、こんなに汗かいてたんだ」

 それは、星那が汗を拭ったタオルだった。 しっかりと柔軟剤を効かせたピンクのタオルはふかふかで、星那の汗をたっぷりと吸収している。 桃恵はそのタオルへと鼻を近づけていくと、

「すぅ~~~、はぁ~~~」

 なんの躊躇いもなく深呼吸してみせたではないか。 周りには他の女子マネージャーもいるから、汗を拭くふりをしながらの深呼吸。 それでも星那の爽やかで、ちょっとだけ酸っぱい香りが鼻孔を満たしていく。

(ああ、星那先輩の汗、いい匂いするよ)

 自然と鼓動が早くなって、 ジュワリ、

(あっ、おまた、濡れてきちゃう)

 クロッチの裏側に広がる、熱い蜜の感触。 ただでさえ真夏の日差しが照りつけるグラウンドだ。 桃恵の女児ショーツは汗でぐしょぐしょになっている。 その上、エッチな汁を漏らしてしまうだなんて。

(やだ、ブルマから染み出してきちゃう)

 本当ならずっと星那のタオルの匂いを嗅いでいたいところだったけど、そんなことをしたら、桃恵の股間はおもらしをしたみたいに濡れてしまうことだろう。
 ここは我慢だ。

(今は、我慢しておかないと、だよね)

 桃恵は、タオルから顔を離すと、ハチミツレモンの準備を始める。 星那が言うには、疲れているときにはハチミツレモンが一番なんだそうだ。

(星那先輩の身体は私が作るんだから。えへへ……)

 タオルは名残惜しかったけど、それでも桃恵には今夜計画があったのだ。 狙うは今夜。 みんなが寝静まってから、だ……。
 陸上部の強化合宿は、今日から一週間続く。 そのあいだに、星那のことをどれくらい知ることができるだろうか? そのことを考えただけで、桃恵の秘筋は人知れず熱く濡らしてしまう――。

        ☆

(みんな、もう寝静まったよね……)

 みんなが寝静まった夜中。 桃恵はパチリとどんぐり眼を開いた。 明日も早朝から練習があるということで、陸上女子の就寝は早い。 大部屋にみんなでまくらを並べて、ぐーぐーといびきをかき、ヨダレを垂らして眠っている。 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

百合香る夏合宿2につづく!

ここまで読んでくれてありがとうございます!
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